豆知識 ·2025年09月22日
ミシンで縫うコツ:針・糸・押さえの選び方

コルク生地を初めて縫うとき、「針が折れてしまわないか」「生地が進みにくいのでは」と不安を抱く方も少なくありません。
しかし、適切な道具を選び、基本を押さえれば、コルクは意外なほど滑らかに縫える素材です。
🧵 針・糸・押さえの基本
-
針の選択
家庭用ミシンで十分対応可能。12号から14号の針が適しています。
特に新しい針へ交換することで、目飛びや糸切れを防ぎ、仕上がりが格段に向上します。 -
糸の選択
強度と美観を兼ね備えた50番手のポリエステル糸が最適。
均一なステッチが入りやすく、耐久性のある縫い目を実現します。 -
押さえの選択
テフロン押さえを用いると、生地の滑りが格段に良くなります。
専用の押さえがない場合は、紙を一枚挟むだけでも効果的です。 -
固定の工夫
待ち針は跡が残るため不向き。
仮止めクリップを使用すれば、生地を傷めることなく確実に固定できます。
🌿 コルクを縫う利点
-
裂けにくく、長期使用に耐える強度
-
ステッチが整い、美しい外観を維持
-
初心者でも扱いやすく、仕立ての精度が高まる
コルク生地は「硬そう」「難しそう」と思われがちですが、正しい道具を用いればむしろ扱いやすく、縫製初心者にも向いています。
👜 活用の広がり
-
日常使いに適したバッグや小物ケースなど
-
室内を彩るクッションカバーなど
-
ソファーや椅子の座面など
自然の質感を活かしたアイテムは、生活の中に落ち着きと個性をもたらします。
針・糸・押さえを正しく選ぶことは、作品の完成度を左右する大切な要素です。
ちょっとした工夫を加えるだけで、コルク生地はさらに身近で心地よい素材へと変わります。
静けさを纏った自然の手触りを、ぜひ暮らしの一部に取り入れてみてください。